マイルズ・ショーウェル(Miles Showell)

レコード店を経営する両親のもとで様々な音楽に囲まれた環境で育ち、マイルズは音楽業界でのキャリアを目指すことを決意する。Utopia Studiosで1984年より活動を開始し、そこでSteve Angelの指導のもとディスクカッティングの技術をより磨き上げる。

Utopiaでその後2年勤め、マイルズはCopymasters(現在のMasterpiece)へ移動、そこではコピーハウスからプロのマスタリング設備へと会社を変革する過程を支える。

Masterpieceでは、挑戦できる事柄に全て達成し、そこでマイルズは新たなチャレンジが必要であると感じる。1997年マイルズはMetropolisの招待をうけチームに加わる。広範囲な施設や設備、Metropolisが有する他に匹敵しないほどの高度な技術チームの環境の中で、マイルズの創造性が大いに活かされる。

Utopia時代以来、マイルズは(カルフォルニアのMobile Fidelity Sound LabsのStan Rickerにインスピレーションを受ける)彼のバイナルのクライアントにハーフスピードのマスタリングの可能性の提供を希望していた(ディスクカッティングの旋盤とマスターテープの両方を実際の半分のスピードで再生するという複雑な仕組みで、結果として高い周波数や過度応答そしてステレオバランスが得られる)。しかし、この希望は受け入れられなかった。

Metropolisが持つ「十分に良いだけでは、十分ではない」という姿勢は、技術者や管理者がより新しい発想に耳を傾けることを意味し、これにより、「パラディウム・プロセス」として知られる独特のハーフスピードカッティングの装置が当スタジオ内で開発されることになる。一言で言えば、マイルズそして技術者等は25年抱えてきたオリジナルの概念の開発を実現できたわけである。このプロセスを利用したカットは世界中で好評となる。このハーフスピードマスタリングを提供できるのは、世界でわずか2人のエンジニアしかおらず、マイルズはヨーロッパでは唯一のエンジニアである!

どのような音楽そしてフォーマットであっても、Metropolis Masteringのマイルズに持ち込めば、完璧主義として表現されているエンジニアと信頼性のある作業ができる(彼の愛称は「Precious」である)